鑑賞サポート対応日
2023年12月14日(木)18:00~
鑑賞サポートの提供方法
日本語字幕:
バリアフリー日本語字幕はスクリーンに表示されます。
【情報保障】
手話通訳・文字サポート
公演日程
2023年12月14日(木)18:00~
会場
(東京・日比谷)日比谷図書文化館 日比谷コンベンションホール(大ホール)
作品概要
‘共に生きる’の真実を、100年前の校長の奮闘に見る
料金
入場無料(事前申込み必要)
プレイガイド
こちらのWEBフォームよりお申込みください。
https://www.philanthropy.or.jp/seminar/414/register/
※お二人以上で参加される場合も、必ずお一人ずつお申込みください。
お申込み締切:2023年12月11日(月)12:00(正午)
お問い合わせ
公益社団法人日本フィランソロピー協会
担当: 宇都宮晴子(うつのみや はるこ)、豊田幸子(とよだ さちこ)
TEL: 03-5205-7580 FAX: 03-5205-7585 Email:expo@philanthropy.or.jp
主催
公益社団法人 日本フィランソロピー協会
作品詳細
PROGRAM
■17:15開場
■18:00-20:00/上映時間120分
映画『ヒゲの校長』上映(字幕付き)
■20:10-21:00/50分
アフタートーク(手話通訳・文字サポート付)
ゲスト:尾中友哉(おなか ともや)さん
主演・高橋 潔役、NPO法人SilentVoice 代表理事
<プロフィール>
1989年滋賀県大津市出身。ろう者の両親のもとに生まれた聞こえる子ども(コーダ)として、母語として手話を身につける。平成30年間の家庭内の生活変化の大きさと社会の変化の小ささに疑問を持ち Silent Voice を創業。「聴者とデフが共にできるをふやす」をスローガンに教育事業等に取り組む。2018年人間力大賞 内閣総理大臣奨励賞 受賞。映画『ヒゲの校長』主人公高橋潔役。
※CODA(コーダ/Children of Deaf Adults の略)
聞き手:高橋陽子
公益社団法人日本フィランソロピー協会 理事長
INTRODUCTION
公益社団法人日本フィランソロピー協会では、障がいのあるなし等属性に関わらず、誰もが社会の一員として大切にされつつ主体的に参加できる社会づくりをめざしています。フィランソロピーとは、人間愛というギリシャ語が語源です。この映画は、ヒゲの校長先生の愛の物語です。当協会の今年最後のセミナーとして、校長先生の子どもたちへの愛の物語をお伝えして、現在の教育の在り方に思いを馳せ、教育の本質を改めて考えてみたいと思いました。
この映画では、手話が禁止されそうになった歴史や手話の文化を知るということだけでなく、一人ひとりの個性や特性を生かすための信念と努力が、またさまざまな葛藤や軋轢に向き合い、対立を越えていく様が描かれています。一人ひとりの特性に合わせた教育が豊かな心を育むことを信念として、ろう者の手話を守った実在の聾学校の校長先生の愛の物語です。アフタートークでは映画の主演俳優である尾中友哉さんをお迎えし、ろう者の両親を持つ耳の聞こえる子ども(CODA)としての尾中さんの経験や、今回この映画の主役に挑戦した思いなどについて直接お話を伺います。皆さま お誘いあわせの上、ぜひご来場ください。
■日本フィランソロピー協会(JPA)公式WEBサイト
https://www.philanthropy.or.jp/
■第414回定例セミナー特別企画WEBサイト
https://www.philanthropy.or.jp/seminar/414/
STORY
■ 映画『ヒゲの校長』について(上映時間:18:00~20:00)
今から100年前。ろう者を守るために奔走した教師たちがいた。
手話を守った一人の校長の物語
皆さんは、⽿が聞こえない⼈と話されたことはありますか。筆談、ジェスチャー、⼝元を⾒せてゆっくりはっきり話すなど、さまざまなコミュニケーション⽅法がありますが、その中で⼿話をメインにして話す⼈たち「ろう者」がいます。ろう者にとって⼿話はかけがえのない⾔葉です。
ろう・難聴の⼦どもたちが通うろう学校・聴覚⽀援学校では、⼿話が使われてきたのだろう・・・そう、多くの⽅が思うでしょう。ところが、⼤正の終わり頃から最近までろう学校では⼿話は禁⽌・制限されていました。「⼝話法」と⾔って発声し、相⼿の⼝の動きを読みとる⽅法が急速に広がり、⼝話法を進めるには⼿話は不要なものとされてしまったからです。きこえない⼦どもが訓練によって話せるようになる・・・、なんと素晴らしいことだろうと、ろう者のことを知らない人は思うかも知れません。
しかし、口話法を身につけさせるために、かつての⼝話訓練は、つい⼿話で話してしまう⼦どもは叩かれ、両⼿を縛られもした苛酷なものでした。おおっぴらに手話ができないろう者たちはずっと苦しみました。そこに疑問をもち、個々の子どもに合わせて⼿話と⼝話を取り⼊れる教育を進めた学校がありました。この映画の舞台となる⼤阪市⽴聾唖学校です。映画『ヒゲの校⻑』は、校⻑ 髙橋 潔を中⼼に教師たちがスクラムを組んで、⼿話を守り続けた実話がもとになっています。愛情と信念をもって⼦どもらに接した髙橋と「チーム髙橋」の教員たち、髙橋に献⾝的に寄り添った家族…戦争にあけくれた困難な時代に、ろう者と共に⽣きた⼈々の物語です。
公式WEBサイト https://hige-film.hp.peraichi.com/