曖昧な楽園
鑑賞サポート対応日
2024年2月3日 (土)
鑑賞サポートの提供方法
音声ガイド:
UDCastMOVIEアプリに対応
字幕ガイド:
UDCastMOVIEアプリ(MOVERIO BT-300/350・BT-40Sに対応)
一部劇場にてスマートフォン等の携帯端末用での字幕利用も可能です。
対応劇場については、こちらをご確認ください。
https://udcast.net/feature/udcast-movie_theaterlist/
画面の点灯等により他のお客さまの鑑賞の妨げにならないようにご注意ください。
字幕・音声ガイド制作:
パラブラ
第28回『新藤兼人賞』金賞受賞監督作品。副賞として「UDCast賞」が贈呈され、バリアフリー版を制作しました。
UDCast アプリの使用方法
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「音声ガイド」機能
『UDCast』アプリをインストールしたスマートフォン等の携帯端末に、作品のデータをダウンロードして、イヤホンを接続してお持ちいただければ、全ての上映劇場、上映回でご利用いただけます。
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「字幕」機能
字幕表示用のメガネ型端末に『UDCast』アプリをインストールし、作品のデータをダウンロードして、専用マイクを付けてお持ちいただければ、全ての上映劇場、上映回でご利用いただけます。
公開日
2023年11⽉18⽇(⼟)
上映館
作品概要
第 36 回東京国際映画祭コンペティション部⾨正式出品
⽣と死をめぐる2つの物語を実験的アプローチで紡いだ
新鋭・⼩辻陽平の⻑編監督デビュー作
年齢制限
- 12歳未満の方は、保護者の助言・指導が必要です
作品詳細
CAST/STAFF
奥津裕也 リー正敏
矢島康美 内藤春 トムキラン
高橋信二朗 竹下かおり 文ノ綾 新井秀幸 三森麻美
監督・脚本:小辻陽平
撮影:寺西涼
照明:西野正浩
録音:中島光、太田達成、高橋信二朗
美術:猪狩裕子、石倉研史郎、山崎綾乃、藤村嘉忠
編集:小辻彩
整音:飯田太志
制作協力:サウンドブリックス
音楽:Osier(LuckGun)
主題歌:アカリノート『星の駱駝 曖昧な楽園Ver』
宣伝デザイン:ウタリトリ(濱本順由、岩瀬直美、佐藤若菜)
INTRODUCTION
交わらない二つの物語によって生まれた、奇跡のような映画
交通量調査員をしながら、同居する母の介助をしている達也。宇宙基地のような巨大団地に住む植物状態の老人を世話するクラゲ。幼馴染のクラゲと一緒に、老人を連れバンで旅に出る雨。不特定の場所と時間を舞台にあてどのない旅を描いた二つの物語は、決して交わることのないまま並行していく。無機質な都市の風景のなか、生と死をめぐる旅、そしてそれぞれの抱える家族の物語を描いたのは、これが初長編映画となる小辻陽平監督。ツァイ・ミンリャン監督をこよなく愛する小辻監督は、ときにSF映画のような雰囲気をまといながら、孤独さを抱えて生きる人々の姿を静かな筆致で映し出す。
実験的アプローチによって、監督と俳優との関係を捉え直す
「曖昧で不確かな瞬間をこそ映したい」という小辻監督の信念のもと、本作は、脚本作りから演出まで、「即興」を重視した手法が採用された。事前の打ち合わせから、リハーサル、撮影現場まで、監督と俳優たちはつねに対話を重ね、共同作業によって物語を構築していく。それは、準備段階から撮影現場まで、どこまで作り手の想像を超えたものを映画に取り入れられるかという実験的アプローチであり、監督と俳優との関係性を捉え直すための取り組みでもあった。曖昧さのなかから生まれでる奇跡のような瞬間を捉えた『曖昧な楽園』は、現代社会を生きる人々のためのロードムービーであり、映画づくりの新たな可能性を私たちに提示してくれる。
STORY
交通量調査員として働く達也(奥津裕也)は、身体の不自由になってきた母(矢島康美)と、一軒家で二人暮らしをしている。夜毎、母からのトイレを報せる呼び出しブザーが鳴り、日常的な介助に応じている達也。行き交う人々の数をかぞえて記録するばかりの仕事にも、カプセルホテルで過ごす夜にも、どこにも居場所を見出せずにいる。
クラゲ(リー正敏)は、顔見知りだった独居老人(トムキラン)の部屋へ毎日のように通い、植物状態の老人の世話をしている。だが、老人の住む団地は老朽化によりもうすぐ取り壊されようとしていた。ある日、久しぶりに再会した幼馴染の雨(内藤春)を老人の部屋に案内するクラゲ。ささやかな交流を深めていくなかで、団地の取り壊し期日は迫っていく。やがてクラゲと雨は、老人を連れてバンで旅に出るが……。それぞれの抱える家族についてたどる旅の物語。
製作・配給
曖昧な楽園製作委員会
配給協力
マグネタイズ