鑑賞サポート対応日
2023年7月16日(日)・23日(日)
鑑賞サポートの提供方法
目が見えない・見えにくい方も、耳が聞こえない・聞こえにくい方も共に楽しめるよう、バリアフリー日本語字幕や音声ガイドが付いた映画の上映会です。
●バリアフリー日本語字幕はセリフだけでなく、話者名や効果音、音楽など、耳で聞こえる音声情報を文字化した字幕です。
●バリアフリー日本語字幕はスクリーンに表示されます。
●音声ガイドは場面や人物の動きなど、目から入る情報を言葉で説明したナレーションです。UDCast(ユーディーキャスト)アプリからご利用いただけます。
●会場では手話通訳、UDトークによる文字サポートがあります。
●座席は自由席です。車いすの方、ほじょ犬をお連れの方も好きな席をお選びいただけます。イス席・マット席を用意します。
●上映会場まで送迎が必要な方はスタッフが送迎いたします。申込時にお知らせください。(集合場所 1回目:富士急行線富士山駅 2回目:JR中央線甲府駅 )
申込み・お問い合わせ先:YAN(ヤン)山梨アール・ブリュットネットワークセンター事務局
電話: 0551-45-7027
FAX: 0551-45-8221
メール: yan@y-meisui.or.jp
UDCast アプリの使用方法
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「音声ガイド」機能
『UDCast』アプリをインストールしたスマートフォン等の携帯端末に、作品のデータをダウンロードして、イヤホンを接続してお持ちいただければ、全ての上映劇場、上映回でご利用いただけます。
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「字幕」機能
字幕表示用のメガネ型端末に『UDCast』アプリをインストールし、作品のデータをダウンロードして、専用マイクを付けてお持ちいただければ、全ての上映劇場、上映回でご利用いただけます。
公演日程
1回目 令和5年7月16日(日曜日) 13時から16時(開場12時30分)
2回目 令和5年7月23日(日曜日) 13時から16時(開場12時30分)
スケジュール
両日ともに
12時30分 開場
13時 開始、説明
13時20分 から 15時 映画上映
15時から 15時10分 休憩
15時10分 から 16時 茶話会
会場
1回目 下吉田(しもよしだ)中央コミュニティセンター 富楽時(ふらっと)大研修室
(〒403-0004 山梨県富士吉田市下吉田(しもよしだ)4丁目2-15)
お車でお越しの方:施設敷地内に無料駐車場があります。
2回目 山梨県防災新館1階やまなしプラザオープンスクエア
(〒400-0031 山梨県甲府市丸の内1丁目6-1)
お車でお越しの方:防災新館地下駐車場をご利用ください。(本上映会参加者は無料。)
作品概要
障害の有無にかかわらず、どなたにも鑑賞いただけるよう日本語字幕と音声ガイドの付いたバリアフリー映画上映会を開催します。1回目は令和5年7月16日(日曜日)下吉田(しもよしだ)にて、2回目は令和5年7月23日(日曜日)甲府にて。時間はいずれも13時から16時までです。ご参加は事前予約制です。お気軽にご参加ください。
茶話会ナビゲーター:Palabra株式会社 代表取締役 山上庄子(やまがみ・しょうこ)氏
Palabra株式会社は、本作品をはじめ、数多くの映画・映像の日本語字幕・多言語字幕・音声ガイド・手話映像を手掛ける制作専門会社。近年は、「UDCast」サービス、映像制作等の研修事業、バリアフリーコンサルティングなどに取り組む。
「令和2年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」にて内閣府特命担当大臣表彰優良賞受賞。第7回糸賀一雄記念未来賞受賞。
参加費
無料
定員
各回30名
申込み方法
電話、FAX、メールにてお申し込みください。
締め切り:
1回目 7月14日(金曜日)まで
2回目 7月21日(金曜日)まで
FAX・メール申込項目
・お名前
・ご住所
・電話番号
・FAX
・メール
・参加希望回: 1回目(7月16日下吉田(しもよしだ))・2回目(7月23日甲府)
・上映会場への送迎希望: あり・なし
※「あり」を選ばれた方には集合場所や時間について改めてご連絡いたします。
・UDCast端末貸出し: 必要 ・ 不要
・手話通訳希望: あり ・ なし
・車イスでの来場: あり ・ なし
・特記事項(ご不明、ご不安な点等あればお気軽にお伝えください。)
申込み・お問合せ先
YAN(ヤン)山梨アール・ブリュットネットワークセンター事務局
〒408-0025 山梨県北杜市長坂町長坂下条1237-3
電話: 0551-45-7027
FAX: 0551-45-8221
メール: yan@y-meisui.or.jp
作品詳細
上映作品
「ケイコ 目を澄ませて」
※バリアフリー字幕版での上映です。
全国公開中
2022年制作 / 99分
監督・脚本:三宅唱(みやけ・しょう)
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2022 「ケイコ 目を澄ませて」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
STORY
不安と勇気は背中あわせ。
震える足で前に進む、彼女の瞳に映るもの――。
嘘がつけず愛想笑いが苦手なケイコは、生まれつきの聴覚障害で、両耳とも聞こえない。再開発が進む下町の一角にある小さなボクシングジムで日々鍛錬を重ねる彼女は、プロボクサーとしてリングに立ち続ける。母からは「いつまで続けるつもりなの?」と心配され、言葉にできない想いが心の中に溜まっていく。「一度、お休みしたいです」と書きとめた会長宛ての手紙を出せずにいたある日、ジムが閉鎖されることを知り、ケイコの心が動き出す――。
INTRODUCTION
16mm フィルムから溢れ出す、街を漂う匂い、
降り注ぐ光の粒、ケイコの心が軋む音(おと)。
観る者の心をつかんで離さない、感覚を研ぎ澄ます(とぎすます)映画体験。
本作は、聴覚障害と向き合いながら実際にプロボクサーとしてリングに立った小笠原恵子さんをモデルに、彼女の生き方に着想を得て、『きみの鳥はうたえる』の三宅唱(みやけ・しょう)が新たに生み出した物語。ゴングの音もセコンドの指示もレフリーの声も聞こえない中、じっと<目を澄ませて>闘うケイコの姿を、秀でた才能を持つ主人公としてではなく、不安や迷い、喜びや情熱など様々な感情の間で揺れ動き(ゆれうごき)ながらも一歩ずつ確実に歩みを進める等身大の一人の女性として描き、彼女の心のざわめきを 16mm フィルムに焼き付けた。そして本年 2 月に開催されたベルリン国際映画祭でプレミア上映されるやいなや「すべての瞬間が心に響く」「間違いなく一見の価値あり」と熱い賛辞が次々に贈られ、その後も数多く国際映画祭での上映が続いている。
主人公・ケイコを演じた岸井ゆきのは、厳しいトレーニングを重ねて撮影に臨み、新境地を切り開く。ケイコの実直さを誰よりも認め見守るジムの会長に、日本映画界を牽引する三浦友和。その他、三浦誠己(みうら・まさき)、松浦慎一郎、佐藤緋美(さとう・ひみ)、中島ひろ子、仙道敦子など実力派キャストが脇を固める。ケイコの心の迷いやひたむきさ、そして美しさ。全てを内包した彼女の瞳を見つめているうちに、自然と涙が込み上げてくる――。