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四万十 いのちの仕舞い ポスタービジュアル

Ⓒ株式会社ディンギーズ

四万十 ~いのちの仕舞い~

公開日:2018年1月27日(土)
対応日:2018年1月27日(土)

本作品は、UDCast方式で音声ガイドと字幕の提供を行います。

字幕提供については、各劇場にお問い合わせください。(端末貸出は行っておりません。)

【キャスト・スタッフ】

医師/小笠原望

監督:溝渕 雅幸

製作統括:藤原 福次

語り:とりばみ はる

音楽:ザビエル大村

イラスト:溝渕 眞一郎

川柳・題字:小笠原 望

撮影:長谷川 智章

録音・整音:山下 彩

制作:金城 恒次

映像技術:馬場 良治

サウンドミキサー:吉田 一郎

 

 

後援:公益財団法人日本ホスピス・緩和ケア研究振興財団

制作:R’s STAFF

製作・配給:株式会社ディンギーズ

 

【イントロダクション】

問われる終末期の過ごし方

高齢化が進む日本社会。今、人生の最終章の在り方が問われています。

内閣府の調査では50%以上の人たちが、住み慣れた場所で安らかな最後を迎える事を望んでいますが、約80%が病院で最期の時を迎えているのが現実です。

※内閣府平成28年度版高齢社会白書によると自宅で最期を迎えたいと応えた割合は54.6%

自宅で最期を迎えるための法律も含めたインフラの整備も徐々には進められてはいますが、医療・看護・介護の担い手の不足もあって決して満足のいくモノとはなっていず、益々高齢化が進むこの国にあって、大きな問題となっています。

 

本当の豊かさとは?本当の幸せとは?

私が取材を通じて人生を長く生きてきた方々からよく耳にする言葉は、『物質的な豊かさより精神的な豊かさを大切にしたい。』というものです。それは、人生の最終章を心穏やかに過ごすことに他ならないと感じています。

果たして「本当の豊かさ」や「本当の幸せ」は何処にあるのでしょうか?それはどのようなものなのでしょうか?私自身、年齢を重ねて、若いころに追いかけた豊かさ幸せと今求めるものはまるで違うものになっています。

人と人との繋がり、人と自然の繋がりがもたらすものとは?

本企画では、高知県四万十市で、地域のかかりつけの診療所を拠点に、在宅医療に取り組む小笠原望医師と四万十川の流域で暮らす人々との交流を見つめながら、「本当の豊かさ」や「本当の幸せ」の在処を探るモノです。

四季折々の表情を見せる四万十川の自然を背景に、今、失われつつある人と人の絆から、人生の意味を探りたいと考えています。

企画・演出

溝渕雅幸

【ストーリー】

いい仕舞い

四万十には「いい仕舞い」という言葉があります。その日まで食事ができて、痛くなくて、みんなと話しが出来て、なじみの人の中で最期を迎えられる、これを「いい仕舞い」といいます。死は悲しい現実です。しかし「いい仕舞い」という言葉の中には、死は悲しみだけでなく旅立った人やそれを支えた人々の苦労をねぎらい感謝をする、という想いがあります。

大野内科と小笠原望さん

様々な世代の患者さんに、地域のかかりつけ診療所として親しまれる大野内科。毎朝早くから沢山の患者さんが訪れます。小笠原さんは、青森の弘前大学医学部を卒業後、香川県高松市での病院勤務などを経て、妻の実家である大野内科に赴任します。診療所を引き継ぎいだのは2000年のこと。以来、1日の大半を診療所での診察に費やし、水曜日と土曜日には患者さんの元を往診する訪問医療に力を傾けています。

訪問医療を待つ患者さん

訪問を待つ患者さんやその家族にはそれぞれの事情、思い、希望があります。20年来在宅で療養を続ける患者さん、深刻な病状があり最期を自宅で迎えたいと希望する患者さん、施設に入所しながら療養を続ける患者さん。患者さんの容体に合わせた訪問予定を組み、定期的に診察へ向かいます。時には朝早くに、時には夜中に携帯電話が鳴り軽自動車で駆けつけることもしばしば。小笠原さんは患者さんや家族の希望に寄り添い、四万十川流域を駆け回ります。

 

川が育む“いのち”

四万十川は四万十市(旧中村市)の中央を北から南へ流れ、やがて太平洋に注ぎます。川の中では、無数のいのちが育まれ、そしていのちを終えていきます。春には桜や菜の花が、夏には蛍が、冬には鮎が、それぞれのいのちを輝かせやがて次の世代へとつないでいきます。動物や植物は川と共に生き、人々も川に寄り添い生きています。大野内科には沢山のお年寄りが訪れます。お年寄りほど「1日に1回は川を見ないと気が済まない」といいます。時に濁流を伴って荒れる川は、流域に被害をもたらすと同時に恩恵をもたらし“いのち”を育んでいるのです。 

受け継がれていく思い

小笠原さんは他地域での講演活動や研修会に積極的に参加します。若い看護師に向けた研修会では医療者としての経験を、年配の方に向けた講演活動ではいのちにより沿い積み重ねてきた経験を話します。小笠原さんは語ります。「『生まれたら死ぬ、単純なことながら』っていうのは、僕の川柳ですけれども、四万十では、人の命も自然の中のもの。自然の中の命は生まれたら死ぬ。その死に方をどうやって覚悟をしていくか」。診療所には新しい先生を迎え、患者さんのお宅や介護施設にも同行させます。小笠原さんの思いもまた次の世代へと受け継がれていくのです。

ひとのいのちも自然のなかのもの

徐々に弱っていく患者さん。傍らには家族が寄り添います。今朝まであった呼吸は途切れ途切れになり、やがてなくなります。ひとつの生命の終焉です。しかし「いのち」は見守る家族に受け継がれその中で生き続けるのです。小笠原さんは、悠々と蛇行を繰り返しやがて海へと注ぐ四万十の流れに重ねて語ります。「そんなに嘆かなくてもいい、急がなくてもいい、一日は終わり、そして始まるのだから」と。

配給:ディンギーズ

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